箱根山は神奈川と静岡の県境に位置しており富士山とも近いですね。
本日21日に気象庁は震動などを観測する「空振計」を増設。
更なる警戒を強めている状態です。
ここ数年、各地で活発化する火山が増える中、
箱根山は、300年間噴火していない富士山と近いこともあり、
関連を心配する声が出て居ます。
2014年の御嶽の噴火の時には
噴火警報レベル1(山頂まで登山客が行っても大丈夫という規制レベル)のときに噴火し
大被害が発生したという経験もあり、気象庁は同じ過ちを繰り返さないために、
かなり神経質になっている状態。
なので
「もし箱根が噴火警報レベル1のままで噴火したら・・・・」
という理由から噴火警報レベルを上げたのではないかと言われています。
また富士山に関して言えば
富士山の最後の噴火は1707年の宝永噴火。
これは過去にあった富士山の「三大噴火」と呼ばれる中の大きな噴火のひとつ。
そして箱根と富士山は、日本列島の歴史からいえば、ほぼ同時に出来た兄弟のような火山。
しかも距離も25キロメートルしか離れていない位置。
お互いに影響し合うことがないとは言えない関係の山なのです。
ただ、富士山では
1)数年前から河口湖の水位が下がった
2)林道に大きな地割れが出来た
3)氷穴の氷が溶けた
4)富士山の伏流水(ふくりゅうすい)が山麓に多量にわき出してきた
といった様々な「異常」が報告されています。
が、これらが噴火の前兆であるかどうかは、
以前の経験がないので分からないのが実情のようです。
気象予報と違って
過去の噴火からあまりに長い年数が経っているため、
未だ「このような予兆のあとに、こういった噴火が起こる」というデータが
取れていない・・・・ということなのですね。
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