日本代表「なでしこジャパン」(FIFAランク4位)はカナダ女子サッカーW杯で
現地時間の27日、
準々決勝のオーストラリア(同10位)戦で1-0と勝利!!

2大会連続でのベスト4進出を決めた。

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グループリーグの3試合ともに、
多くの選手と、ポジションを入れ替えながら戦った。
3連勝ではあるが、内容的にはかなり苦しい戦いだった。

ただ、決勝トーナメント1回戦のオランダ戦を見ると、
攻守ともに、なでしこジャパンならではのアグレッシブなスタイルが戻っていた。
これなら1点差の勝利だとしても、今後の戦いに於いて
きわめて良い流れになっていると言える。



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酷暑、日程、試合会場……すべてがなでしこに不利!


そんな中で迎えた準々決勝。


オーストラリアは
アメリカ、スウェーデン、ナイジェリアと同居した
“死のグループ”を通過し、
トーナメント初戦では強豪ブラジルを下して勢いに乗っている。



佐々木則夫監督は
「オーストラリアは強いチームとの戦いを経験して、結果を出している。
1勝1分けだった昨年のアジアカップの時と比べ、もっと成長していると思う」
と語るなど、警戒心を強めていた。


なでしこ不利不安材料と考えられた要素は

1)調整期間の差

なでしこ・・・・前試合から中3日
オーストラリア・・・・前試合から中5日

2)エドモントンでの試合

なでしこ・・・・今大会初
オーストラリア・・・・1試合経験済



しかし、試合開始からリズムを掴んだのは、なでしこ。
前の試合と同じスタメンを組んで臨んだ。



オランダ戦同様の、コンパクトな陣形からの守備が功を奏し、
オーストラリアの自由を奪った。

開始8分にはハーフライン付近からの川澄奈穂美の縦パスに抜け出した大野忍が
ループシュート。

続く21分にも川澄がインターセプトから大儀見優季のワンツーで右サイドを抜け出し、
ラストパスに反応した大野が際どいシュートを放つなど、
なでしこが終始優位に進めた。



後半もなでしこがボールを支配し、オーストラリアを圧倒した。


そして87分。

左CKのこぼれ球を途中出場の岩渕真奈が強引に押し込み、勝ち越し点を上げた。

1-0ではあったが、
試合の展開、内容はなでしこが優位に試合を進めたのは明らか。



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この日の会場となったエドモントンは、ここ数日間で気温が激しく上昇。

この日、史上最高気温になるとの予報通り、
14時のキックオフの際には気温は30度。
強い日差しの差し込むピッチでは激しい消耗戦になることが予想された。



結果論だが、この酷暑の環境は
なでしこに味方してくれたのではないか。


オランダ戦に続きフル出場した鮫島彩はその点について、こう振り返る。



「結果的に暑さがあって良かったかなと思います。
オーストラリアは立ち上がりから、もっと積極的にプレスに来るかなと思ったけど、
暑さのせいでそれができなかったのかなと。

前半からかなりバテているのがわかりましたし、気持ちの面で負ける気がしませんでした。

一方で、ウチの前線の選手は暑いなかでも、かなり前からプレスにいってくれて
ボランチのルミ(宇津木瑠美)と(阪口)夢穂も、中盤からガツガツいってくれた。

そこが、このゲームの一番良かったところだと思います。

中3日と中5日という条件の違いはありましたが、この3日間最善を尽くしましたし、
酷暑のなかでも気持ちの面で頑張れた。

それこそ、なでしこらしさが出たと思います」

と語っている。


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