10施設で15頭(オス6頭、メス9頭)だ。
そもそも野生のラッコが減りはじめ、
絶滅危惧種としてワシントン条約で国際取引が規制され
日本への輸入がストップしてからというもの、
赤ちゃんも生まれず、ラッコの高齢化は進む一方。
平成8年が国内ピークで118頭飼育されていたラッコが
この4月現在では15頭にまで減少してしまったのだ。
↓↓↓ か・・・かわいすぎる!!
何とか繁殖できないかと日本各地の水族館が協力しあって
搬送し、つがいにするのだが・・・・
ラッコは非常にストレスに弱く、ナイーブな動物だそうだ。
搬送途中でも興奮するとストレスで死んでしまう事もあるほどだという。
頭数が減り、仲間がいないとあまり動かなくなってしまうので、
体力もどんどん落ちてしまうらしい。
ラッコの平均寿命は15~20歳といわれており、各水族館にいるラッコたちも
人間の寿命に換算すると70歳~90歳と、繁殖も難しい状況なのだ。
ラッコ・・かつては日本に生息
「猟虎」と書いて「らっこ」
かつては日本にも生息していたらしく「猟虎」はアイヌ語が語源といわれている。
その毛皮はとても品質が良く
江戸幕府に献上されていたとの事。
しかし、乱獲が進み、とうとう日本からラッコは姿を消してしまったのだ。
その後、昭和57年以降、アメリカ・アラスカから飼育用のラッコが輸入され
その可愛さからラッコブームが到来!
しかし、絶滅危惧種を保護する国際取引の規制が強化され
1973年の「ワシントン条約」により国際取引は厳しく制限されることになる。
主な輸入元だった米国政府は1998年以降、輸出禁止の方針に転換し、現在に至っている。
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